Loading…

#48.金銀モール刺繍 その弐

Posted by KINN Tailor on 24.2011 アクセサリーの話   0 comments   0 trackback
  前回は、刺繍屋さんの作業工程までをお話しました。今回は実際に使用
するモールについて少し掘り下げてみましょう。

 モールには色々な種類があります。まず、金モールのツヤあり・ツヤ消し
銀モールツヤあり・ツヤ消し金モールイナズマ銀モールイナズマ
カタンゼニガタ、そして平織りテープなどがあります。下の図はその一例
です。
モール説明
 ゼニガタが少々わかりづらいので、わかりやすい図柄の物を拡大してみま
しょう。王冠のまわりの丸い点がゼニガタです。
       ぜにがた
 一つのワッペンにも様々な種類のモールが使用されていることがおわかり
頂けると思います。
 昔、"名人"と呼ばれていた刺繍屋さんの仕事を見て驚いたことがあります。
名人はまず、長く繋がったモールを握り鋏でチョン・チョンとリズミカルに
色々な長さに切っていき、それを端から糸を通して仕掛けの上に縫いつけて
いきます。長さは計らず、恐ろしく早いスピードで次々と切って、どんどん
付けていくので、我が眼を疑ったものです。完全に「手が仕事を覚えている
のだ」
と感心しました。

 刺繍屋さんの説明が少々長くなりましたが、最後に「まとめ」をするのは、
仕上屋さんです。
 仕上屋さんの仕事は、まず刺繍の終わったものを、指定の形に切っていき
ます。一度に沢山注文が入った場合は、その形の歯形を作り、それで打ち抜
いて
いきます。
 ワッペンに膨らみを付ける時は、やや厚い木板に仕上がりの形に穴をあけ
(細かい箇所は小刀で削り出して形を作る)そこへワッペンを嵌め込みます。
 そして裏から綿を入れ裏地を貼りつけます。次に裏からアイロンをあて、
しばらく置いておくと、形通りに膨らむ訳です。最後に裏地の周りにはみ出
した所を揃えて、出来上がり
です。
 ちょうど刺繍途中の物と仕上がった物がありますので、ご覧下さい。
  ゴルフ
 モールについては、もう少しお披露目したい話がありますので、次回また
おつきあい下さい。


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://kinntailor.blog98.fc2.com/tb.php/70-4c3a9671

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR