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#421.上襟の話 その弐
今回は、「襟の製図」の仕方を説明します。
まず…
▪️ジャケットの襟ぐりの形を、目打ちを使って紙に写す

▪️この襟ぐりの形を基に製図していく

〈製図の仕方〉
※前回説明した「首の太さによる違い」も、下図を参考にして下さい。

a. 肩線をNPから、襟腰分延長し、1とする(通常2.5cm)
b. 返り線を延長し、1を繋ぐ
c. その線をエリミツ分延長し、2とする
d. 2から直角線を引き、襟の倒し量を計り3とする
e. 3から直角線を引き、襟腰寸法を計り4とする
f. 4から3を通る直線を引き、3から襟幅を計り5とする
g. 襟止まりから好みの形の襟の端を描き、6とする
h. 5と6を緩やかなカーブで繋ぐ
製図の際に気をつけたいのが、襟は左右同じ場合が少ないという事です。
採寸をした際に肩の高さが違う場合は、襟の製図を左右別々にする必要が
あります。
▪️製図したパターン

▪️パターンを基にしてできた襟芯

・左右の長さが違うのがお判り頂けると思います。
※今回は「上襟について」の説明ですので、この芯を身頃に付けるところ迄
は割愛します。
身頃に襟が付いたら、いよいよ上襟を裁断します。
ここで注意すべきところは、上襟の生地は端が横地になるようにし、片側
で約1cm長くなるように裁断する事です。長くすると、シワが出そうで心配
される方もいらっしゃるかも知れませんが、次回…「上襟の据え方」につい
て説明しますので、そちらを参考にして頂ければと思います。
▪️パターンより長めの上襟

〈つづく〉
まず…
▪️ジャケットの襟ぐりの形を、目打ちを使って紙に写す

▪️この襟ぐりの形を基に製図していく

〈製図の仕方〉
※前回説明した「首の太さによる違い」も、下図を参考にして下さい。

a. 肩線をNPから、襟腰分延長し、1とする(通常2.5cm)
b. 返り線を延長し、1を繋ぐ
c. その線をエリミツ分延長し、2とする
d. 2から直角線を引き、襟の倒し量を計り3とする
e. 3から直角線を引き、襟腰寸法を計り4とする
f. 4から3を通る直線を引き、3から襟幅を計り5とする
g. 襟止まりから好みの形の襟の端を描き、6とする
h. 5と6を緩やかなカーブで繋ぐ
製図の際に気をつけたいのが、襟は左右同じ場合が少ないという事です。
採寸をした際に肩の高さが違う場合は、襟の製図を左右別々にする必要が
あります。
▪️製図したパターン

▪️パターンを基にしてできた襟芯

・左右の長さが違うのがお判り頂けると思います。
※今回は「上襟について」の説明ですので、この芯を身頃に付けるところ迄
は割愛します。
身頃に襟が付いたら、いよいよ上襟を裁断します。
ここで注意すべきところは、上襟の生地は端が横地になるようにし、片側
で約1cm長くなるように裁断する事です。長くすると、シワが出そうで心配
される方もいらっしゃるかも知れませんが、次回…「上襟の据え方」につい
て説明しますので、そちらを参考にして頂ければと思います。
▪️パターンより長めの上襟

〈つづく〉
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