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#421.上襟の話 その弐

Posted by KINN Tailor on 09.2020 襟の話   0 comments   0 trackback
 今回は、「襟の製図」の仕方を説明します。
 
 まず…
▪️ジャケットの襟ぐりの形を、目打ちを使って紙に写す
1目打ちで形を**

▪️この襟ぐりの形を基に製図していく
2製図する**


〈製図の仕方〉

※前回説明した「首の太さによる違い」も、下図を参考にして下さい。
襟イラスト**
a. 肩線をNPから、襟腰分延長し、1とする(通常2.5cm)
b. 返り線を延長し、1を繋ぐ
c. その線をエリミツ分延長し、2とする
d. 2から直角線を引き、襟の倒し量を計り3とする
e. 3から直角線を引き、襟腰寸法を計り4とする
f. 4から3を通る直線を引き、3から襟幅を計り5とする
g. 襟止まりから好みの形の襟の端を描き、6とする
h. 5と6を緩やかなカーブで繋ぐ

 製図の際に気をつけたいのが、襟は左右同じ場合が少ないという事です。
採寸をした際に肩の高さが違う場合は、襟の製図を左右別々にする必要が
あります。

▪️製図したパターン
3パターン**

▪️パターンを基にしてできた襟芯
4芯**
・左右の長さが違うのがお判り頂けると思います。

※今回は「上襟について」の説明ですので、この芯を身頃に付けるところ迄
 は割愛します。

 身頃に襟が付いたら、いよいよ上襟を裁断します。
 ここで注意すべきところは、上襟の生地は端が横地になるようにし、片側
で約1cm長くなるように裁断する事です。長くすると、シワが出そうで心配
される方もいらっしゃるかも知れませんが、次回…「上襟の据え方」につい
て説明しますので、そちらを参考にして頂ければと思います。

▪️パターンより長めの上襟
5上襟**

〈つづく〉


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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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