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#379.新しい裁断法によるパンツ その参

Posted by KINN Tailor on 01.2019 裁断の話   0 comments   0 trackback
 後身頃にもう一本縫い目を付けるという事は、後身頃を2つに分ける事に
なり、幅の広い物と狭い物になってしまう為、力関係が良くない・・・

 この問題を解決する為に、前身頃の幅を狭める・・という事をしてみた
のですが、前身頃の幅を狭くすると、見た目がおかしくならないか?…と
いう事が気になりました。
 脇の縫い目は(横から見て)ほぼ真ん中にありますが、これをどこまで
前に持って行って大丈夫か
やってみたところ、2.5㎝迄はさほど気にならな
い…という事がわかりました。
 またパンツの脇のポケットの口は斜めに作る事が多いのですが、口の上
を3㎝程内側
にしますから、脇の縫い目が2.5㎝内側に来ても、それを利用
して縦ポケットにすれば問題ない
…という事もわかりました。

 イラストで解説しますと・・・
(まず、いつもの方法でパンツの製図をし、そこに修正を加えて行きます)
新裁断パンツ前・後**
            ⬇︎   ⬇︎   ⬇︎
    新裁断パンツ後*

 ここで気を付けなければならないのは、前身の小股です。股下の所を狭く
した分、小股のカーブが浅くなってしまいますので、ファスナーの開き止ま
りを縫い目ギリギリまで下げる
必要があります。

 さて・・ここで、どうせ変わった裁断をするのであれば、もう少し変える
事ができるところはないか?…と思いました。
 目に付いたのは、後のポケットの上にあるダーツです。これは腰の膨らみ
を出すために必要で、ダーツを取った後にアイロンワークも必要となります。
 そこで、ここを改良する事に着目しました。

〈つづく〉


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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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