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#361.電話番号の話

Posted by KINN Tailor on 09.2018 懐かしい話   0 comments   0 trackback
 前回、電話線の話をしましたので、今回は電話の懐かしい話をしたいと
思います。

 電話が一般的に普及し始めたのは、戦後の事・・だそうです。私が最初
に自分で電話を掛けた記憶は10歳位で御殿場に居た時ですから、戦時中
いう事になります。私の家にはまだ電話はなく、お隣のお宅にあったので、
時々お借りしました。
 当時の電話機の形と言えば・・よく昭和初期の頃を描いた映画などで見
掛けるタイプの物でした。
昔の電話器
 掛け方は…まず受話器を外して右側のハンドルをぐるぐる回します。(箱
の中には発電機が入っていたそうです)すると、電話局の交換手が出きて
「何番にお繋ぎしましょうか?」と聞いて来ますので、送話器に向かって、
相手方の番号を言う
と、暫くして電話が繋がります。
 その頃は加入者が3桁あるかないか位でしたから(局番はまだありません
でした)、例えば「51番お願いします」という風に言う訳です。或いは「〇×
さんお願いします」と、個人名を伝えても繋いで貰えました。御殿場という
場所の問題もあったと思いますが加入者は少なかったのです。
 その後東京に戻った頃は、電話機はいわゆる自動電話になっていました。
電話器その物にダイヤルが付いていて、確かもう局番もありました
(東京都内のみ)。その時の家の番号は、「43-1807」でした。43というの
は、家があった芝局の局番です。
 東京以外に掛ける時は、その地方の電話局に掛けて交換手に番号を伝える
方法でした。つまり、まだ市外局番がなかった訳です。…かなり不便でした。
 まだまだ電報の方が盛んに使われていた時代で、電話があっても「重要な
事は電報で」
という風潮でした。少し前迄の「重要な事はメールでなく電話
で」の風潮と似ています。ところが今や「重要な事こそメールで!」の風潮
になってしまいました。…こうなるとついて行けません。。。

 ところで、こんなTVコマーシャルを知っていますか?
カステラ1番
 かなり有名な「文明堂」のコマーシャルです。
 この歌詞の「♪カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂!」の、
「電話は2番」の所の意味を知っていましたか?
 この歌詞の通り・・文明堂の電話番号は「2番」だったという事なのです。
市外局番(東京23区なら03)は1960~62年に使われ始めていましたから、
既に電話番号は市外局番を抜いても7桁になっていました。現在60歳位の方
でも、電話番号が1桁や2桁の時代があったという事は想像し難いのでは
ないでしょうか?
 私くらいの年齢ですと、あのコマーシャルを聞いた時に「2番=電話番号」
とピンときて「随分早くに電話番号を取ったものだな」と思ったものです。

 今回の件で文明堂のコマーシャルの事を調べていたら、あのラインダンス
をしている ぬいぐるみ
「クマ」ではなく「猫」をモチーフに作られていた
…という事を知りました。
 最初に見た時から「クマ」だと思い込んでいました(そう思っていらした
方も多いのでは?)ので、それについては「このクマはおかしい」などとは、
露ほども思いませんでした。。。


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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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