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341.特殊な体形について その六

Posted by KINN Tailor on 02.2017 採寸の話   0 comments   0 trackback
 では、採寸の続きを説明したいと思います。
(※肩周りの製図の仕方は、後日改めて説明します。)

 今回の方はとても不思議な事に…肩周りだけが特殊で他の箇所はごく一般
的な数字でした。
 普通、肩の数字が左右でこれ程違いがある場合は、腰や足などにも影響が
出るものですが、それが全くない事も、ある意味"特殊"と言えます。
 特に変わった数字ではありませんでしたので、ここでは採寸の際の注意点
を主に説明していきたいと思います。

体形その6イラスト

①背丈WL(Waist Length)
・ソケットボーンから腰の最もくびれた所迄を計ります。
・パンツのベルトの位置を計るのではなく、実際の腰の位置を計るように
 します。

②上着丈CL(Coat Length)
・ソケットボーンから親指の第一関節迄計ります。
・上着丈はお客様のお好みによりますので、採寸をしながら伺うと良いで
 しょう。
・長めの丈にする場合は親指の先迄、短めの場合は親指の付け根迄が目安と
 されています。

③総丈FL(Full Length)
・ソケットボーンからかかと迄計ります。
・靴を履いている場合、靴のかかとの上迄計ります。

④胸囲B(Breast)
・腕の付け根の所で胸一周計ります。
・あまりキツくなり過ぎないように、指が2~3本入る位緩めに計ります。
・肩甲骨があるので、テープが前上がり、後ろ下がりになりやすいので気を
 付けます。

⑤胴囲W(Waist)
・腰のくびれた所を計ります。
・胸囲と同様に緩めに計ります。パンツ用の胴囲は緩めずに計ります。

⑥尻囲H(Hip)
・ヒップの一番出ている所を計ります。こちらも緩めにします。

⑦胸幅XC(Cross Chest)
・肩から腕の付け根の1/2の所を反対側まで計ります。

⑧胸幅Xbu(Cross Bust)
・腕の付け根の所を反対側の付け根まで計ります。
・製図の時に使うのは⑧の数字です。⑦はアームホールを描く時に参考に
 するために必要です。

⑨裄FSL(Full Sleeve Length)
・ソケットボーンから肩の上を通り、手首迄を計ります。

⑩外丈OSL(Outside Length)
・肩の上から手首迄を計ります。

⑪内丈ISL(Inside Length)
・腕の付け根から手首迄を計ります。

⑫ヒジL
16L寸
・背の中心から背幅のポイントを通り、腕に沿って肘迄計り、肘から先は腕
 を直角に曲げた状態で手首迄計ります。
・L寸は製図の後に、この数字が取れているかを確認するために計ります。

 次回は、ベストパンツ用の採寸についてお話しします。

〈つづく〉


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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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