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330.スポーツジャケットの仕立て 二十六 (最終話)

Posted by KINN Tailor on 05.2017 ジャケットの話   0 comments   0 trackback
 さて、いよいよ最終工程…ジャケットに仕上げアイロンを掛けて行きます。

1.まず袖から始め、次に背中を掛けます。
1仕上げアイロン袖
※仕上げアイロンは本来、"あて布"をし、時間をかけてじっくり掛けますが、
 今回は見やすいように、"あて布"なしで説明します。


2.前身頃
2仕上げアイロン前身頃
・続いて前身頃です。前の端の所もしっかり押さえます。
3仕上げアイロン前身頃
・脇の縫目は多少上へ引っ張るようにアイロンを掛け・・・
 その上げた分を胸の方へ持って行き・・胸の膨らみを出します。
・襟の返り線の所は裏からアイロンをあてて、一度線を消します。


3.肩
4仕上げアイロン肩背中
・肩は背中の真ん中から肩に向かって掛け、前肩になるように手で加減を
 しながら、アイロンを掛けます。


4.襟
5仕上げアイロン襟
・襟は上から押さえます。

5.袖 付け根
6仕上げアイロン袖付け根
・最後に袖の山の形を整えます。
・アイロンで蒸かして、手で形を整えます。


*半年もの時間が掛かりましたが、無事に仕上がりました。
Ex着てみた
・着てみました。シックリ来ます。

□全体
7正面斜め
・今回ハリスツイードを使用しましたが、昔の物とは違い、比較的柔らかく
 作り易い生地でした。


□襟
8襟寄り
・ストームタブを使用しない時、襟の後ろに納めず、常に見えるデザインに
 しました。


□袖
9袖寄り
・釦ホールの糸の色が合わず、解いてやり直しました。
・ほつれ易い生地かと思っていましたが、意外とそうでもなく、綺麗に仕上
 がってホットしました。


□ストームタブ
10ストームタブ
・冬場に暖かいだけではなく、デザイン的にも好きなので付けました。

 昨年11月からスタートした、今回の企画でしたが、思ったより長くなってしまいました。
 お付き合い頂きました皆様に感謝します。
 次回からは、また懐かしい話などを綴ってみたいと思っています。


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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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