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#318.スポーツジャケットの仕立て その十四

Posted by KINN Tailor on 06.2017 ジャケットの話   0 comments   0 trackback
 今回は、身頃の裏地を裁ちます。

①裏地に前身頃を置く
1裏地に前身置く
・身返しの止め糸より前に、裏地の端が来るようにして身頃を置きます。

②肩からアームホール前側にチョークを入れる
2肩からアームホール前後チョーク
・肩から約2cmのところにチョークを引き、更にそこから4cmの所にチョーク
 を引きます。
・この4cmは前肩の動きの為の"ゆとり"になります。
・アームホールも約2cm大きくチョークを引きます。
・裾は身頃の仕上がりと同じ位置にチョークを引きます。


③サイバラの裏地を裁つ
3サイバラ裏地断つ
・前身頃から約2cm離した所にもう一度身頃を置き、サイバラ用の裏地を裁ちます。
・この時点では身頃とサイバラの縫い合わせは直線で書いておきます。


④腹グセを取る
4ハラグセ取り
・ポケットの高さと大きさを計る。
・このポケットは斜めなので、斜めに腹グセを取る。


⑤ダーツを取る
5ダーツ取る
・ダーツの長さを計り、ダーツを取る。

⑥裾を調整する
6裾を調整
・ハラグセを取った分、裾を下げる。
・約4cm折り込み分を付ける。


⑦前肩のゆとりの印を付ける
7前身ゆとり印
7-3.png
・②で取った、前肩のゆとりのたたむ位置を確認して印を付けます。
・私共では横向きに裏地をたたみますが、縦向きに取っても構いません


⑧裏地を切って調整する
8裏地切って調整
・裏地を切ります。
・前身頃と腹グセの縫い合わせを直線で引きましたので、適当にカーブを
 付けて調整します。


⑨後身頃を裁つ
9後ろ身頃断ち
・後身頃も同様に約2cm付けて裏地を裁ちます。
・身頃の裏地がカットされました。


 次回は、後身頃のベンツの処理裏付けです。

〈つづく〉







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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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