Loading…

#297.フロックコートの仮縫い その四

Posted by KINN Tailor on 26.2016 礼服の話   0 comments   0 trackback
 先週に続き、フロックコートのベスト(ダブル・襟付き)の仮縫いを説明
します。


⑦芯の細工が終わりましたので、芯を据えて端の処理をします。
芯据え1〜3

⑧襟を仮止めします。
襟付4〜8
※身頃に襟の位置を合わせ、まず表側から押さえ、次に返して裏から止めます。

⑨-a.脇入れをします。
脇入れ9〜12
※中表にして脇を止め、返して表から押さえます。

⑨-b.両脇が入ったら、背中の裾を処理します。
背中裾処理13〜15

⑩肩入れをます。
肩入れ17,18
※脇と同じように中表にして止めます。背中側(裏地側)を1㎝長く裁って
 いますので均等にイセ込みます。次に返して表から押さえます


背中とつながった19脇と肩が入りました。


 最後に、仕上げアイロンを掛けます。
まず、脇と背中に。
アイロン脇20,背中21
※脇を前身に馴染むようにアイロンで押さえます。背中は背のカーブやダーツ
 を活かすようにアイロンを掛けます。


次に
アイロン肩22〜25
※鉄台の大きい方のカーブを利用します。
 肩のカーブを乗せてアイロンで押さえ、肩が前へ曲がるようにします。


最後に…オープンの上の所にクセを取ります。
アイロン前26〜28
※襟からオープンの上の部分を少し下に伸ばします。次に肩に親指を入れ、
 持ち上げるようにして掛けます。そうすると、肩先からアームホールの部分
 が浮き上がるように(前肩に)なる訳です。


仕上り**29,30,31
ベストの仮縫いが仕上がりました。


     *   *   *   *   *   *


△ 製図の本をご購入頂いた方へ ▽

「服部晋の製図」にあるベストの製図は、襟もとがクセ取りをするカーブ
 になっていません。
クセ取りをする場合は、NPを5mm出し、NPから3~4㎝下の所までカーブ
 でつなげる
ようにします。同時に背中も5mm長くします。
前肩になると肩のラインがカーブするので、5mm長くしても問題ありません。
本の付帯解説


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://kinntailor.blog98.fc2.com/tb.php/405-1f82c70e

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR