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#276.パンと紅茶 その壱

Posted by KINN Tailor on 18.2016 朝食の話   0 comments   0 trackback
 私はパンが好きで、朝食は殆どパンを食べています。朝からしっかり食べ
る方ですので、パンにハムやソーセージ、それを包むサラダ菜類、ブロッコ
リーにトマトが定番で、たまにゆで卵を付けます。パンにはバターを塗りま
すが、このバターも好物の一つです。一昨年はバターが不足気味だった事も
あって、かなり計画的に買うようにしていましたが、最近はそれも落ち着い
たようでホッとしています。
 毎朝同じようなメニューなのですが、特に飽きる事もなく続いています。
色々なお店のパンを食べ比べましたが、今はあるお店の物が気に入ってい
て、家から少し離れた所ですが、足繁く買いに行っています。
 飲み物は紅茶です。私は別にコーヒーが嫌いな訳ではないのですが、食事
の時にはどうしても紅茶を選んでしまいます。

 子供の頃の朝食はどうだったのか…と言うと、小学生の頃は時代も時代で
したから、やはりご飯にお味噌汁と言った当時のごく一般的な朝食でした。
 パン食になったのは家庭を持ってから以降の習慣だと思います。ただ私が
子供だった頃も、パンは比較的よく食べた家庭だったように思います。それ
父がパン好きだったからで、今でもよく覚えている光景があります。

 日曜日の午後になると、父が食パンを細長く切って、それにバターを少し
乗せて焼いてくれるのです。焼くのは当時暖房用に使っていたガスストーブ
(火口の上にスケルトンを何本も立てた形)で、火の前に付いている台に並
べて置いて、少し焦げたところを食べさせてくれました。表面がカリッと焦
げて
、それは美味しかったです。

ガスストーブ**

 当時、日常の食品は近所のお店で買っていました。毎日のように御用聞き
の人
が来てくれて頼む訳です。特別に必要な物ができると、母は私たちを連
れてデパートに買い物に行きました。
 帰りは荷物があるのでタクシーを利用しました(当時タクシーはメーター
がなくて、行き先を伝えて運転手さんと料金交渉をした)が、途中で銀座の
「木村屋」へ寄って貰ってパンを買って帰るのが常でした。
 ご存じのように銀座・木村屋は老舗のパン屋さんで、あんぱんが有名です
が、当時でも既に色々な種類のパンがありました。母はいつも数種類選んで
買っていましたが、毎回必ず買うパンがありました。名前は覚えていません
が、ドックロールのような割と小ぶりの細長いパンで、かなり大量に買って
いました。このパンが食堂の戸棚に入れてあるのですが、これは子供が自由
に食べて良い事になっていましたので、よく"お三時"の時に食べたものです。
 味はごくごく普通のパンで、特に甘かったりしないのですが、何も付けず
に食べていましたから、パンその物の味が良かったのだと思います。
 今、私が気に入っているパンがメゾンカイザー(メゾンカイザーは木村屋
の息子さんがやっている)ですから、木村屋さんとはご縁があるんだなぁ…
と思います。 

〈つづく〉


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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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