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#138.旅行の話 その弐

Posted by KINN Tailor on 22.2013 特別な話   0 comments   0 trackback
 弘前に一泊し、翌日はいよいよガーデンパーティの日です。
 場所は「藤田記念庭園」。そちらのお庭で昼食会を行う予定でした。前日
はかなり激しく雨が降っていましたが当日は雨も上がり、「これは運がいい」
と思っていたのですが、前日の雨で芝生が濡れている可能性がある…との事
で昼食会は園内にある洋館で行う事になってしまいました。女性の方は殆ど
が和装でしたので、それを考慮しての事だと思われます。
 私としては、今回の旅行の一番の楽しみがこのガーデンパーティでした。
天候はまさに神頼みでどうなるものでもないのですが、雨が上がっただけに、
折角礼装をして集まったのだから芝生の上でパーティができたら本当に良か
ったろうに…と、少々ガッカリしてしまいました。
 藤田記念庭園は、明治の日本屈指の財界人の一人であった藤田謙一さんの
私邸だったそうで、6千坪という敷地に上下2層に分かれた庭園や池、洋館、
和館など見所が沢山あります。
 一般の見学者の方も多く(会が土曜日だった事もあるのですが)、大勢の
人が礼装で庭園にいたので、その方達には結構インパクトがあったようです。

 昼食会の後に庭を散歩していた時に、ふと古い話を思い出しました。
 あるお客様(華族の方でした)に父がお電話を差し上げた時、応対に出た
人に「すぐにお呼びしますので少々お待ち下さい」と言われ、待っていたと
ころ…いつまで経ってもご本人はお出にならず、さんざん待たされた挙げ句
「誠に申し訳ありません。お庭にいらっしゃる筈なのですが、いくらお探し
しても見つかりません」というお返事でした。
 その時は「へぇ~、随分と広いお庭なんだなぁ」と思っただけでしたが、
今回この庭を拝見している内に「なるほど、広いお庭だと本当に簡単には見
つからないのかも知れない・・・」という事を実感しました。

パーティ&セミナー

 昼食会の後は記念セミナーが行われ、私は「礼装全般について」質疑応答
形式で説明したのですが、参加者の方が礼服を着ていらしたので、モデルと
して協力して頂きました。
 燕尾服、フロックコート、モーニング、アスコットモーニング、ディレク
ターズスーツ、更に予想外にインバネスまで持って来てくれた方もいらして
バリエーションには事欠かず見て頂く事ができました。
 これだけの礼服をモデル着用で見る機会はなかなかありませんので、豪華
なセミナーになりました。

 夜はタキシード着用の夕食会で、大変盛り上がりましたが、皆さん何度も
着替えをされて結構忙しかったと思いますし、荷物も大変だったと思います。
 この日は大いに忙しく、それでも大変楽しい一日でした。

記念写真*


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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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