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#96.御殿場の家 その弐

Posted by KINN Tailor on 01.2012 懐かしい話   3 comments   0 trackback
 御殿場の家では、都会ではできないような経験を随分としました。

 その一つが、野菜育てです。
 キュウリやナス、トマトなど庭がかなり広かったので代表的な野菜は作れ
ましたし、戦争中という事もあり、ソバやトウモロコシなども作りました。
 御殿場には何年も通っていたため、近所に知り合いもいて野菜の作り方を
色々と教えてくれたので、最初から収穫に漕ぎ着ける事ができました。
 その内に「御殿場畜産振興会」と云う組織ができて、私はまだ少年だった
のですが誘われて会員になり、鶏なんかを飼い始めました。
 元々私は工作が好きだったので、鶏小屋も自分で作ってみました。最初は
小さな小屋を作りましたが、結構ちゃんと卵を産むので、面白くなって鶏を
増やして、小屋も大袈裟に改築しました。
 この小屋は地上から1メートル位の高さが床になるように設計しました。
高い方が餌をやるのに楽ですし、野犬などに襲われたりするので、その方が
安全だと思った訳です。大きさは畳一畳分位あって5羽程飼っていました。
   鶏小屋**
 最初農家の方から分けて頂いたのが茶色の鶏だったためか、生まれて来る
のは茶と黒ばかりでした。その内別の方から白い鶏を頂いたので、一緒に育
てましたが一羽だけ際立って目立つ存在でした。
 ところがある夜泥棒が入って、その白い一羽だけが盗まれてしまったので
す! きっと夜だったので、他の鶏は見えなかったのでしょう。折角大事に
育てていたのにひどい奴だ!…と思いましたが、まぁ一羽で済んで良かった
…と思うようにしました。

 さて野菜や鶏を育てている内に、今度は山羊をもらいました。
「山羊の乳は身体に良いよ」と言われたので、一生懸命に山羊を引っ張って
草を食べさせたのですが、いざ乳を搾ろうとすると、結構暴れてしまい上手
くいかなかったので、残念ながら持ってきてくれた家にお返しすることにし
ました。
 後日、畜産振興会の会員でいらしたある獣医さんが「山羊のチーズはなか
なか栄養があるけど、バターはできないものですかね・・・」と仰ったので
すごく気になってしまい、「とにかく何でもやってみよう」という性分です
から、バターについて調べました。
 すると、まず「遠心分離機」という物が必要だということがわかり、それ
を自分で作ってみよう!(かなり無茶な話ですが)という事になりました。
 色々な本を見て、遠心分離機なる物を作り上げ、山羊の乳を買って実験し
たところ、できたのはバターとは程遠い代物…つまり見事に失敗でした。
 もっとも良く考えてみると…「山羊のバター」と云う物が存在したのか否
か定かでありません。聞いたこともありませんし・・・。だとすると、遠心
分離機
の方は失敗じゃなかったのかも知れないな?…なんて事を今でも時々
思い返したりしています。

ヤギのバター、日本でも販売されているようです。
http://www.yagi-milk.com/SHOP/131277/list.html

下記のブログによると、「味はふんわりしていてクセがない」とのことです。
http://rev105.wordpress.com/2008/10/07/スイス・イタリア国境とヤギのバター/
2012.10.01 16:20 | URL | 丸田秀一 #- [edit]
丸田様

 いつもありがとうございます。
わざわざお調べ頂き恐縮です。
今度買って試してみたいと思います。
今後とも宜しくお願いいたします。
2012.10.02 11:20 | URL | 服部 晋 #- [edit]
NNの相方です。先生の記事読みました。私の実家でも昔、鶏を飼っていたことを思い出しました。取れ立ての生卵を食べていた記憶があります。私の家の鶏は、先生のところのように盗みはされませんでしたが、イタチに襲われ、無惨にも死んでました。それ以来、鶏は飼ってませんが、次に飼う機会があれば、先生のように鶏小屋を作ろうと思います。
2012.10.03 22:26 | URL | NN #hc9S4FeM [edit]


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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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