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#420.上襟の話 その壱

Posted by KINN Tailor on 26.2020 襟の話   0 comments   0 trackback
 ジャケットを仕立てる上で、はとても大きな存在です。襟のデザイン
"その服のデザイン"と言ってもいい位だと思います。
 ただ、"襟を作る作業"を考えた時、ハ刺しの仕方やラペルの返り具合など
多少研究する項目はあっても、「上襟」の研究をする事は残念ながら少ない
ように思います。

 私は以前、あるお客様から「上襟が首に上手く付くように・・・」という
ご要望を頂き、勉強をする機会を得ました。
 それで完成したのが「プルダウン」なのですが、その話は以前しましたの
で、今回は普通の…プルダウンを使わない普通の上襟の製図の仕方や上襟の
掛け方
などについて解説していきたいと思います。
 今回は、タイプ別どのような上襟を製図しなければいけないか…につい
ての説明です。

 上襟は、ジャケットの襟ミツを元に製図していきます。
 この時に考慮しなければならないのが、お客様の首から肩への角度です。
特別に角度や長さを計る訳ではありませんので、採寸の際にどんな角度で、
どのタイプの首か…という事をしっかり見ておかなければなりません。

〈首のタイプ〉
首の種類
〈襟の形〉
襟の形
 上のイラストで紹介した襟は、アイロンでクセを取る前の形です。
 太いタイプは、標準に比べ折り目線のカーブの角度が付いていて長い事が
わかります。太い首に沿って、寝た襟になります。
 細いタイプは、折り目線が直線で立ったような襟になります。
 太いタイプの襟の形を見て、柄やストライプの時は大丈夫か?…と思われ
るかも知れませんが、上襟ですから柄が出る幅は少なく、身体に綺麗に馴染
みますので問題はありません。

 次回は、具体的な製図の仕方について説明します。

〈つづく〉
  

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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