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#398.白いドレスベストの話 最終話
引き続きドレスベストの作成工程を解説します。
今回は、襟付けから仕上げまでです。
一般的なベストにも襟を付ける事はありますが、ドレスベストの襟は少し
違っています。ドレスベストは前が大きく開いている為、襟が長く、釦の
すぐ上まであるのが特徴です。

一番左が襟ですが、この「バチ型」は襟の下の幅が広い為、裏を始末する
時に、釦に掛からないようにしなければなりません。
イラストの返り線から右側が表に出る・・襟になる部分ですので、こちらを
先に仕上げます。それを身頃に載せ、見返しを折り、(写真右のように)鋭角
に折り曲げて始末します。
それでは、襟付けから仕上げまでの工程をご覧下さい。
4)襟を付ける
⑩表地に裏地を重ね、襟を縫います。
⑪襟を身頃に載せ、仮止めします。

5)裏の始末をする
⑫見返しを返し、余分な裏地をカットします。
⑬見返しを折って、まつります。
⑭襟が付きました。バチ型は一番下の所をループで身頃に止めます。

6)釦を付ける準備をする
⑮ドレスベストの釦は、取り外しができるように特殊な形をしています。
釦の裏側にリングが付いている為、それが当たらないように比翼を
付けます。
⑯釦用に丸いホールを開けて、かがります。
⑰比翼の内側は写真右のようになっています。

7)完成させる
⑱下前側に釦が付きました。
⑲上前側はいつもと同じ釦ホールを開けます。
⑳背中を付けて、完成です。

今回は写真が少なく、後半は駆け足での解説になってしまいましたが、
ドレスベストは襟と釦に特徴がありますので、そこをご覧頂ければ…
と思いました。
* * * * * *
さて、早いもので今年(2019年)もあと僅かとなりました。
今年もブログをお読み頂きまして、ありがとうございました。
どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。
今回は、襟付けから仕上げまでです。
一般的なベストにも襟を付ける事はありますが、ドレスベストの襟は少し
違っています。ドレスベストは前が大きく開いている為、襟が長く、釦の
すぐ上まであるのが特徴です。

一番左が襟ですが、この「バチ型」は襟の下の幅が広い為、裏を始末する
時に、釦に掛からないようにしなければなりません。
イラストの返り線から右側が表に出る・・襟になる部分ですので、こちらを
先に仕上げます。それを身頃に載せ、見返しを折り、(写真右のように)鋭角
に折り曲げて始末します。
それでは、襟付けから仕上げまでの工程をご覧下さい。
4)襟を付ける
⑩表地に裏地を重ね、襟を縫います。
⑪襟を身頃に載せ、仮止めします。

5)裏の始末をする
⑫見返しを返し、余分な裏地をカットします。
⑬見返しを折って、まつります。
⑭襟が付きました。バチ型は一番下の所をループで身頃に止めます。

6)釦を付ける準備をする
⑮ドレスベストの釦は、取り外しができるように特殊な形をしています。
釦の裏側にリングが付いている為、それが当たらないように比翼を
付けます。
⑯釦用に丸いホールを開けて、かがります。
⑰比翼の内側は写真右のようになっています。

7)完成させる
⑱下前側に釦が付きました。
⑲上前側はいつもと同じ釦ホールを開けます。
⑳背中を付けて、完成です。

今回は写真が少なく、後半は駆け足での解説になってしまいましたが、
ドレスベストは襟と釦に特徴がありますので、そこをご覧頂ければ…
と思いました。
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さて、早いもので今年(2019年)もあと僅かとなりました。
今年もブログをお読み頂きまして、ありがとうございました。
どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。