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#394.トラブルが出た時の対処の仕方 パンツ編 その参
前回に引き続き、問題の解説をします。
Q2)腰掛けたり、しゃがんだりすると腰帯の後が下に下がってしまう。
Q3)パンツのサイズが小さい訳ではないのに、歩きにくい。
(足が前に出にくい・階段を上がる時に脚が上がりにくい)
⇨A:Q2とQ3は同じ対処法になります。
椅子に座る時や歩いたり、階段を上がる時には必ず「膝を曲げる」という
動作をします。そうしますと、(下図に示したように)お尻から膝裏までの
長さが長くなります。

座ると腰帯が下がってしまうのも、脚が前に出ず歩きにくいのも、後身頃
の長さが足りていない…という事が原因と考えられます。
…かと言って、曲げた時の長さに合わせて作ってしまうと、普通の姿勢…
つまり立っている時に「余り」が出てしまう為、見た目が悪くなってしまい
ます。
【直し方】
・解決法は、曲げた時に必要な長さを、長さだけでなく「膨らみ」として
仕上げる事です。<
*私は、パンツを製図する際に、前身頃に比べ後身頃を4cm程長くします。
その内3cmは腰の深さ分、残りはクセ取りによって膨らみとなる分です。
*パンツの太さに関係なく(極端に細い場合は別)、クセ取りをしないと、脚
の動きにパンツがついてこないので、とても歩きにくくなってしまいます。
〜何度も書いていますのでお判りかと思いますが、「クセ取り」はパンツの
落ちを綺麗にするだけでなく、動き易くする為の不可欠な作業です〜

*問題として残るのが、腰帯の高さ…つまり「深さ」です。
最近は少し良くなってきたようですが、一時期はとても腰の浅いパンツが
流行りました。今でもそういったデザインを好まれる方も多いので、これ
ばかりはどうにもなりません。
*腰を浅く作れば、座ったりしゃがんだ時に腰帯が下がり、シャツが出てし
まったり、肌が見えてしまう事になります。
この問題は・・・年齢と共に解決する?かも知れませんね。
〈つづく〉
Q2)腰掛けたり、しゃがんだりすると腰帯の後が下に下がってしまう。
Q3)パンツのサイズが小さい訳ではないのに、歩きにくい。
(足が前に出にくい・階段を上がる時に脚が上がりにくい)
⇨A:Q2とQ3は同じ対処法になります。
椅子に座る時や歩いたり、階段を上がる時には必ず「膝を曲げる」という
動作をします。そうしますと、(下図に示したように)お尻から膝裏までの
長さが長くなります。

座ると腰帯が下がってしまうのも、脚が前に出ず歩きにくいのも、後身頃
の長さが足りていない…という事が原因と考えられます。
…かと言って、曲げた時の長さに合わせて作ってしまうと、普通の姿勢…
つまり立っている時に「余り」が出てしまう為、見た目が悪くなってしまい
ます。
【直し方】
・解決法は、曲げた時に必要な長さを、長さだけでなく「膨らみ」として
仕上げる事です。<
*私は、パンツを製図する際に、前身頃に比べ後身頃を4cm程長くします。
その内3cmは腰の深さ分、残りはクセ取りによって膨らみとなる分です。
*パンツの太さに関係なく(極端に細い場合は別)、クセ取りをしないと、脚
の動きにパンツがついてこないので、とても歩きにくくなってしまいます。
〜何度も書いていますのでお判りかと思いますが、「クセ取り」はパンツの
落ちを綺麗にするだけでなく、動き易くする為の不可欠な作業です〜

*問題として残るのが、腰帯の高さ…つまり「深さ」です。
最近は少し良くなってきたようですが、一時期はとても腰の浅いパンツが
流行りました。今でもそういったデザインを好まれる方も多いので、これ
ばかりはどうにもなりません。
*腰を浅く作れば、座ったりしゃがんだ時に腰帯が下がり、シャツが出てし
まったり、肌が見えてしまう事になります。
この問題は・・・年齢と共に解決する?かも知れませんね。
〈つづく〉