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#358.O脚のパンツの製図
今回は、「O脚のパンツの製図」について説明します。
O脚の方の採寸をする際に気を付けるべき事は、単なるO脚なのか、それ
ともそれに加えて脚が捻れているのか…を見なければなりません。
私の今迄の経験から言いますと、O脚の場合(程度は様々ですが)、脚が
捻れている事が多く、この「捻れ(ねじれ)」に対応した製図をしないと、色々
頑張ってもパンツが綺麗に落ちない…という事になります。
「捻れ」には2種類あります。
お客様に真っ直ぐに立って頂いた時に、つま先が内側を向いていてパンツ
の中心線が外側を向いている・・・、若しくはその逆で、つま先が外側を向い
ていて中心線が内側を向いているかを判断します。
O脚か、またはそれに加えて捻れがあった場合は、次の個所も計るように
します。
・O脚の場合は、膝がどの位離れているかを計る
・脚の捻れがある場合は、パンツの丈(外側)を計る時に裾〜ふくらはぎの
位置迄を計る

*イラストに描いた三角定規は私の父が作った物で、
今でも使用しています。
それではまず、O脚で、脚の捻れがない状態の製図を説明します。

◎製図をする場合は、前身頃の製図に重ねて後身頃を描きますので、前身頃
だけ図のように修正すれば良いという事になります。
次に、この場合のアイロンワークについては、以下の要領になります。

◎脚が「O型」な訳ですから、アイロンでできるだけパンツが内側に振れるよう
に持っていきます。
次回は、O脚に加えて「脚が捻れている場合」について解説します。
〈つづく〉
O脚の方の採寸をする際に気を付けるべき事は、単なるO脚なのか、それ
ともそれに加えて脚が捻れているのか…を見なければなりません。
私の今迄の経験から言いますと、O脚の場合(程度は様々ですが)、脚が
捻れている事が多く、この「捻れ(ねじれ)」に対応した製図をしないと、色々
頑張ってもパンツが綺麗に落ちない…という事になります。
「捻れ」には2種類あります。
お客様に真っ直ぐに立って頂いた時に、つま先が内側を向いていてパンツ
の中心線が外側を向いている・・・、若しくはその逆で、つま先が外側を向い
ていて中心線が内側を向いているかを判断します。
O脚か、またはそれに加えて捻れがあった場合は、次の個所も計るように
します。
・O脚の場合は、膝がどの位離れているかを計る
・脚の捻れがある場合は、パンツの丈(外側)を計る時に裾〜ふくらはぎの
位置迄を計る

*イラストに描いた三角定規は私の父が作った物で、
今でも使用しています。
それではまず、O脚で、脚の捻れがない状態の製図を説明します。

◎製図をする場合は、前身頃の製図に重ねて後身頃を描きますので、前身頃
だけ図のように修正すれば良いという事になります。
次に、この場合のアイロンワークについては、以下の要領になります。

◎脚が「O型」な訳ですから、アイロンでできるだけパンツが内側に振れるよう
に持っていきます。
次回は、O脚に加えて「脚が捻れている場合」について解説します。
〈つづく〉