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#337.特殊な体形について その弐 (改定)

Posted by KINN Tailor on 07.2017 採寸の話   0 comments   0 trackback
8/7公開の本ブログに一部訂正があるため、以下を改訂版として差し替え
 させて下さい。


     *   *   *   *   *   *

 それでは、採寸した数字を用いて説明していきます(私は「短寸式」
採寸を行います)。

①肩幅XS(Cross Shoulder)
1肩幅
腕の付け根から真っ直ぐ上がった所を始点として反対側までを計る: 48cm
*この方と同じ位の体形だと46cm位なので、肩幅が少し広い事がわかる。

②背幅XB(Cross Back)
肩から腕の付け根の1/2の所を始点として反対側まで計る: 44cm
*普通よりも少し広め

③鎌深SD(Scye Depth)
5鎌深  5−2鎌深
ソケットボーンから脇の下のラインまでを計る: 21cm
(脇の下に手を入れて、脇の下の位置を確認してから計ると良い)
*普通よりもやや長め

 次に計る越肩前肩は普通片側しか計りませんが、この方のように左右の
肩の位置が違う場合は、両側共
計ります。

④越肩OS(Over Shoulder)
6越肩
鎌深の下のポイントから前の腕の付け根までを計る: 左 48cm、右 47cm
*思っていたよりも差がなかった。

⑤前肩ST(Strap) 
7前肩
ソケットボーンから前の腕の付け根までを計る: 左 36cm、右 35cm
*これも思っていた程ではなかった。

⑥ブレード
9ブレード  8ブレード
鎌深の下のポイントから脇の下を通り、腕の前の付け根までを計る
左 34cm、右 33cm
*この位の差は、まぁよくある数字。


 前回、背中を触っている写真を見て頂いたと思いますが、その時わかった
事があります。それは単に左右の肩の高さが違うというのではなく、背骨が
曲がっている事によって肩の高さが違っている
…という事です。
 そして実際に採寸してみると、身体の曲がりから想定した程、左右の数字
の違いがなかった事に少々戸惑いました。
 何故かと言うと・・・この方のように左右の肩の高さが違う場合、型紙は
左右別々に作る
必要があります。ところが数字に差がなかった為、製図する
上で必要な「ネックポイント」を別々に割り出す事ができなかったのです。
 その為、普段は計らない「オーバーネック」を計る事にしました。

 次回は、そのオーバーネックから説明します。

〈つづく〉
  

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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