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#329.スポーツジャケットの仕立て その二十五
前回袖が付きましたので、今日は袖を綴じるところからです。
「綴じ」は、袖付けの中でも一番難しい作業と言われています。表地と裏地
やパッドなどがきちんとした位置に止まるように綴じを行います。
糸をきつく入れ過ぎると動きが悪くなりますし、ぐすぐすでは綴じた意味
がなくなります。どの程度の間隔で、どんな力具合で・・・という事を説明
するのは難しく、これこそは経験を積んで「力加減」を掴んでいくしかない
と思います。
①袖を綴じる

・躾糸2本取りで袖を綴じていきます。
・袖の付け根に入れた糸をガイドにして、糸を入れます。
・充分注意しないと糸が表から見えてしまいますので、ひと針づつ確認します。

・袖一周に糸を入れるとなると、途中で糸が足りなくなります。
新しい糸にする時は、糸を止めてしまわずに新しい糸を繋いでいきます。
・綴じが入りました。

・余分な生地をカットして行きます。
・生地は仕上がり線から20mm~25mmにカットしますが、袖の後ろの縫い目
の所はカットせずに残します。
・後から袖付けの角度が変わった時…例えば肩幅を狭くしたくなった時など
に必要になります。
②ユキ綿を付ける

・ユキ綿は、袖の前の合い印から後の合い印の少し先まで入れます。
・ユキ綿が付きました。
③アイロンをかける

・縫目を押さえて・・・次に上からも押さえます。

・袖山にアイロンのスチームをあてた後に、手で形を出します。
・袖付けが終わりました。後は裏地を処理すれば身頃が完成します。
④ストームタブを付ける

・今回、ストームタブを付ける事にしました。

・ストームタブ用の釦を付けます。糸はツレデを使います。
・結び目は作らず、糸を生地に2度通すと糸が止まります。
・釦に糸を4回通します。

・糸をぐるぐると巻き付け・・・

・その柱に糸を数回刺して、でき上がりです。
次回、いよいよ仕上げにかかります。
〈つづく〉
「綴じ」は、袖付けの中でも一番難しい作業と言われています。表地と裏地
やパッドなどがきちんとした位置に止まるように綴じを行います。
糸をきつく入れ過ぎると動きが悪くなりますし、ぐすぐすでは綴じた意味
がなくなります。どの程度の間隔で、どんな力具合で・・・という事を説明
するのは難しく、これこそは経験を積んで「力加減」を掴んでいくしかない
と思います。
①袖を綴じる

・躾糸2本取りで袖を綴じていきます。
・袖の付け根に入れた糸をガイドにして、糸を入れます。
・充分注意しないと糸が表から見えてしまいますので、ひと針づつ確認します。

・袖一周に糸を入れるとなると、途中で糸が足りなくなります。
新しい糸にする時は、糸を止めてしまわずに新しい糸を繋いでいきます。
・綴じが入りました。

・余分な生地をカットして行きます。
・生地は仕上がり線から20mm~25mmにカットしますが、袖の後ろの縫い目
の所はカットせずに残します。
・後から袖付けの角度が変わった時…例えば肩幅を狭くしたくなった時など
に必要になります。
②ユキ綿を付ける

・ユキ綿は、袖の前の合い印から後の合い印の少し先まで入れます。
・ユキ綿が付きました。
③アイロンをかける

・縫目を押さえて・・・次に上からも押さえます。

・袖山にアイロンのスチームをあてた後に、手で形を出します。
・袖付けが終わりました。後は裏地を処理すれば身頃が完成します。
④ストームタブを付ける

・今回、ストームタブを付ける事にしました。

・ストームタブ用の釦を付けます。糸はツレデを使います。
・結び目は作らず、糸を生地に2度通すと糸が止まります。
・釦に糸を4回通します。

・糸をぐるぐると巻き付け・・・

・その柱に糸を数回刺して、でき上がりです。
次回、いよいよ仕上げにかかります。
〈つづく〉