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#313.スポーツジャケットの仕立て その十

Posted by KINN Tailor on 30.2017 ジャケットの話   0 comments   0 trackback
 芯据えが終わりましたので、次にアイロンをかけて身頃の形を出します。

アイロン イラスト**

 アイロンワークで形が出たら…

①芯をカットする
1 幅広テープ**
・芯を身頃の切り躾に合わせてカットして、返り線から下に幅広(15mm)
 のテープを付け、ミシンをかけます。

②ラペルの形を整える
2ラペルの形**
・ゴージの角度に沿ってチョークを引き、襟の止まりに印を付け、鋏でカット
 します。


③-1.綿テープを付ける
3-1綿テープ
・芯の端に綿テープを躾で付けていきます(身頃も一緒に縫う)。
・ラペルの端が身頃にくっ付いているのを好む方の場合は、テープを引き
 気味にして付けます(*ここでは引かずに付けます)。


③-2.返り線にもテープを付ける
3-2返り線に…
・こちらは返り線よりも15mm位短いテープを引きながら付けます。
※これによって、胸のハラミが綺麗に出ます


④ラペルに八刺しをする
4ラペルに八刺し
・綿テープを手縫い糸でからげ、ラペルに八刺しをします。

⑤-1.様子を見る
5-1様子見
・ラペルにアイロンをかけ、返り具合や胸のハラミ具合などチェックします。

⑤-2.縫い代を揃える
5-2縫代調整
・身頃の縫い代を10mmに切り揃えます。
※は7mmですが、この生地はほつれ易いので、長めに取ります。



⑥身頃に合わせて身返しの裁ち合わせをする
身返し説明**イラスト
・身返し全体を長く裁つ方法もありますが、このイラストのように、第一釦
 を中心に前に降り出して裁つと、ハラミが綺麗に出ます。

 これで…
6見返し 裁ち合わせ
・身返しの裁ち合わせが終わりました。

⑦お台場を作る
7-1,2お台場 長さを測る
・身頃の端からアームホールまでの長さを計ります。
・次に、身返しの端から先程の長さを計ってみます。

完成
・足りない分は生地を足します。

 以上でお台場が完成です。次回は、お台場に裏ポケットを付ける作業から
説明します。

〈つづく〉





  

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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