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#313.スポーツジャケットの仕立て その十
芯据えが終わりましたので、次にアイロンをかけて身頃の形を出します。

アイロンワークで形が出たら…
①芯をカットする

・芯を身頃の切り躾に合わせてカットして、返り線から下に幅広(15mm)
のテープを付け、ミシンをかけます。
②ラペルの形を整える

・ゴージの角度に沿ってチョークを引き、襟の止まりに印を付け、鋏でカット
します。
③-1.綿テープを付ける

・芯の端に綿テープを躾で付けていきます(身頃も一緒に縫う)。
・ラペルの端が身頃にくっ付いているのを好む方の場合は、テープを引き
気味にして付けます(*ここでは引かずに付けます)。
③-2.返り線にもテープを付ける

・こちらは返り線よりも15mm位短いテープを引きながら付けます。
※これによって、胸のハラミが綺麗に出ます。
④ラペルに八刺しをする

・綿テープを手縫い糸でからげ、ラペルに八刺しをします。
⑤-1.様子を見る

・ラペルにアイロンをかけ、返り具合や胸のハラミ具合などチェックします。
⑤-2.縫い代を揃える

・身頃の縫い代を10mmに切り揃えます。
※は7mmですが、この生地はほつれ易いので、長めに取ります。
⑥身頃に合わせて身返しの裁ち合わせをする

・身返し全体を長く裁つ方法もありますが、このイラストのように、第一釦
を中心に前に降り出して裁つと、ハラミが綺麗に出ます。
これで…

・身返しの裁ち合わせが終わりました。
⑦お台場を作る

・身頃の端からアームホールまでの長さを計ります。
・次に、身返しの端から先程の長さを計ってみます。

・足りない分は生地を足します。
以上でお台場が完成です。次回は、お台場に裏ポケットを付ける作業から
説明します。
〈つづく〉

アイロンワークで形が出たら…
①芯をカットする

・芯を身頃の切り躾に合わせてカットして、返り線から下に幅広(15mm)
のテープを付け、ミシンをかけます。
②ラペルの形を整える

・ゴージの角度に沿ってチョークを引き、襟の止まりに印を付け、鋏でカット
します。
③-1.綿テープを付ける

・芯の端に綿テープを躾で付けていきます(身頃も一緒に縫う)。
・ラペルの端が身頃にくっ付いているのを好む方の場合は、テープを引き
気味にして付けます(*ここでは引かずに付けます)。
③-2.返り線にもテープを付ける

・こちらは返り線よりも15mm位短いテープを引きながら付けます。
※これによって、胸のハラミが綺麗に出ます。
④ラペルに八刺しをする

・綿テープを手縫い糸でからげ、ラペルに八刺しをします。
⑤-1.様子を見る

・ラペルにアイロンをかけ、返り具合や胸のハラミ具合などチェックします。
⑤-2.縫い代を揃える

・身頃の縫い代を10mmに切り揃えます。
※は7mmですが、この生地はほつれ易いので、長めに取ります。
⑥身頃に合わせて身返しの裁ち合わせをする

・身返し全体を長く裁つ方法もありますが、このイラストのように、第一釦
を中心に前に降り出して裁つと、ハラミが綺麗に出ます。
これで…

・身返しの裁ち合わせが終わりました。
⑦お台場を作る

・身頃の端からアームホールまでの長さを計ります。
・次に、身返しの端から先程の長さを計ってみます。

・足りない分は生地を足します。
以上でお台場が完成です。次回は、お台場に裏ポケットを付ける作業から
説明します。
〈つづく〉