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#305.スポーツジャケットの仕立て その五
前回に続き、袖の縫い込みについて説明します。
◇袖
①山袖の前は7mm、山から後は1.5cmにします。仮縫い後は7mmにカット
します。
②下袖の前は7mm、後は2.5~3cm付け、仮縫い後も付けて置きます。
③下袖のクリに1.5cm付けておきます。これは後からアームホールを小さく
したい時など必要になります。
④袖口には10cm付けます。私の場合、本切羽でなくても本切羽の時と同じ
作りをするので、必要になります。

後から直しをする事を考える・・・と言うと、どうもサイズアップする事
と思われがちです。もちろん胴周りを広げるなどの事例はとても多いので、
その分縫い込みが必要になりますが、それとは別に後になって襟周りを修正
したくなったりする事などが案外多いので、襟付けの所や後身頃の裾などに
余分に縫い代を付けておくと、大きな補正をする事ができる訳です。
また、昔の肩が大きいデザインを小さく直したい・・・などの時に必要に
なって来るのが、サイバラや下袖の上の縫い込みなのです。
例えばアームホールを小さく、袖を細くする時など、この縫い込みがない
とできません。縫い代は大きくする時に必要なだけでなく、小さくする時に
も必要になる時があるのです
◇チョーク〜裁断

※ほつれ易い生地なので、チョークの外側を切ります。
◇パーツに分かれました

※チョークが残り難い生地なので、すぐに躾糸を入れます。
次回は、芯について説明します。
〈つづく〉
◇袖
①山袖の前は7mm、山から後は1.5cmにします。仮縫い後は7mmにカット
します。
②下袖の前は7mm、後は2.5~3cm付け、仮縫い後も付けて置きます。
③下袖のクリに1.5cm付けておきます。これは後からアームホールを小さく
したい時など必要になります。
④袖口には10cm付けます。私の場合、本切羽でなくても本切羽の時と同じ
作りをするので、必要になります。

後から直しをする事を考える・・・と言うと、どうもサイズアップする事
と思われがちです。もちろん胴周りを広げるなどの事例はとても多いので、
その分縫い込みが必要になりますが、それとは別に後になって襟周りを修正
したくなったりする事などが案外多いので、襟付けの所や後身頃の裾などに
余分に縫い代を付けておくと、大きな補正をする事ができる訳です。
また、昔の肩が大きいデザインを小さく直したい・・・などの時に必要に
なって来るのが、サイバラや下袖の上の縫い込みなのです。
例えばアームホールを小さく、袖を細くする時など、この縫い込みがない
とできません。縫い代は大きくする時に必要なだけでなく、小さくする時に
も必要になる時があるのです
◇チョーク〜裁断

※ほつれ易い生地なので、チョークの外側を切ります。
◇パーツに分かれました

※チョークが残り難い生地なので、すぐに躾糸を入れます。
次回は、芯について説明します。
〈つづく〉