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#297.フロックコートの仮縫い その四
先週に続き、フロックコートのベスト(ダブル・襟付き)の仮縫いを説明
します。
⑦芯の細工が終わりましたので、芯を据えて端の処理をします。

⑧襟を仮止めします。

※身頃に襟の位置を合わせ、まず表側から押さえ、次に返して裏から止めます。
⑨-a.脇入れをします。

※中表にして脇を止め、返して表から押さえます。
⑨-b.両脇が入ったら、背中の裾を処理します。

⑩肩入れをます。

※脇と同じように中表にして止めます。背中側(裏地側)を1㎝長く裁って
いますので均等にイセ込みます。次に返して表から押さえます。
脇と肩が入りました。
最後に、仕上げアイロンを掛けます。
①まず、脇と背中に。

※脇を前身に馴染むようにアイロンで押さえます。背中は背のカーブやダーツ
を活かすようにアイロンを掛けます。
②次に肩。

※鉄台の大きい方のカーブを利用します。
肩のカーブを乗せてアイロンで押さえ、肩が前へ曲がるようにします。
③最後に…オープンの上の所にクセを取ります。

※襟からオープンの上の部分を少し下に伸ばします。次に肩に親指を入れ、
持ち上げるようにして掛けます。そうすると、肩先からアームホールの部分
が浮き上がるように(前肩に)なる訳です。

ベストの仮縫いが仕上がりました。
* * * * * *
△ 製図の本をご購入頂いた方へ ▽
「服部晋の製図」にあるベストの製図は、襟もとがクセ取りをするカーブ
になっていません。
○クセ取りをする場合は、NPを5mm出し、NPから3~4㎝下の所までカーブ
でつなげるようにします。同時に背中も5mm長くします。
※前肩になると肩のラインがカーブするので、5mm長くしても問題ありません。

します。
⑦芯の細工が終わりましたので、芯を据えて端の処理をします。

⑧襟を仮止めします。

※身頃に襟の位置を合わせ、まず表側から押さえ、次に返して裏から止めます。
⑨-a.脇入れをします。

※中表にして脇を止め、返して表から押さえます。
⑨-b.両脇が入ったら、背中の裾を処理します。

⑩肩入れをます。

※脇と同じように中表にして止めます。背中側(裏地側)を1㎝長く裁って
いますので均等にイセ込みます。次に返して表から押さえます。

最後に、仕上げアイロンを掛けます。
①まず、脇と背中に。

※脇を前身に馴染むようにアイロンで押さえます。背中は背のカーブやダーツ
を活かすようにアイロンを掛けます。
②次に肩。

※鉄台の大きい方のカーブを利用します。
肩のカーブを乗せてアイロンで押さえ、肩が前へ曲がるようにします。
③最後に…オープンの上の所にクセを取ります。

※襟からオープンの上の部分を少し下に伸ばします。次に肩に親指を入れ、
持ち上げるようにして掛けます。そうすると、肩先からアームホールの部分
が浮き上がるように(前肩に)なる訳です。

ベストの仮縫いが仕上がりました。
* * * * * *
△ 製図の本をご購入頂いた方へ ▽
「服部晋の製図」にあるベストの製図は、襟もとがクセ取りをするカーブ
になっていません。
○クセ取りをする場合は、NPを5mm出し、NPから3~4㎝下の所までカーブ
でつなげるようにします。同時に背中も5mm長くします。
※前肩になると肩のラインがカーブするので、5mm長くしても問題ありません。
