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#277.パンと紅茶 その弐

Posted by KINN Tailor on 25.2016 朝食の話   0 comments   0 trackback
 さて、今回は紅茶の話をしましょう。 

 結婚した後、暫くはコーヒーに凝った時期もありましたが、自然と紅茶を
飲む習慣に戻り、その後はずっと紅茶を愛飲しています。
 これはきっと父の影響が強かったのだと思います。父は紅茶、特にミルク
ティー
が好きでよく飲んでいましたし、父がコーヒーを飲んでいる姿を見た
事がありませんでした。私も小さい頃からミルクティーに馴染んでいた…と
言いうよりは、実際のところはレモンティーの存在をかなり大きくなるまで
知らなかったのです。
 母は、来客があると必ずミルクティーを出していました。母が使っていた
のはリプトンの青缶でした。当時はリプトンの紅茶が最も有名で、皆が飲ん
でいたと思います。
 このミルクティーはとても評判が良く、皆さん誉めて下さったのですが、
母に言わせると「使っている牛乳が良いから美味しいのよ」という事でした。
 その牛乳は「小児牛乳」というブランド名で、小金井に牧場がありました。
この牛乳がとても美味しかったからなのか、ある日父が小金井の牧場に連れ
て行ってくれました。どのくらいの牛がいたかは覚えていませんが、朝から
放牧していた牛を午後になると集めて乳を搾っていました。今の小金井を考
えると放牧できた土地があった訳ですから驚きです。
 私達が行った時は丁度搾乳をするところでしたが、集められた牛達が一列
になって、消毒液入りのプールを通って小屋に戻って行く姿が印象的でした。
そこでご馳走になった牛乳が実に美味しかったのですが、放牧させているの
が美味しさの秘訣
だったのかも知れません。
 ちょっと調べてみたのですが…この小児牛乳というのは、後に小岩井乳業
が東京へ進出するための拠点として昭和23年に買収し、「小岩井牧場」
して操業を始めたという事ですから、やはりとても良い乳業会社だったのだ
と思います。
サイフォンイラスト**
*コーヒーのサイフォンで紅茶を入れてみた...

 紅茶の入れ方にも凝った時期があります。家族が多かった時期には陶器の
ポット
を使いましたし、家内と二人の時にはプレス式のティーサーバーを、
フレーバーティー用には耐熱ガラスの急須型ポットを…等と色々試しました。
 今は一人ですから普段は気軽にティーストレーナーを使っているのですが、
日曜日だけは小さいポットを温めて少し時間をかけてお茶の準備をするよう
にしています。

紅茶写真**
*最近気に入っている紅茶:「Assam English Legacy」
 葉が粒のようになっている
 手前はスプーン形のティーストレーナー


 余談ですが、家内が一時「紅茶きのこ」に凝った事がありました。身体に
良い…との事で比較的長い期間飲んでいました。最初は食卓の上に置かれて
いた紅茶きのこの瓶も、時が経つにつれ忘れられていつしか棚の上へ・・・。
 そしてある日見てみると、きのこが3センチ位の厚さに成長していて驚いて
始末しました。皆さんのお家にも放置された紅茶きのこ…ありませんよね?

〈つづく〉
  

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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