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#139.旅行の話 その参

Posted by KINN Tailor on 29.2013 特別な話   0 comments   0 trackback
 さて、パーティの翌日はお天気も良くなったので、初日に見学できなかっ
弘前城へ行ってみました。

 東門から入り、辺りを散策しながら歩いていましたら、二の丸の所に立札
があって「7月14日に流鏑馬大会が行われますので、通行止めになります」
と書かれていました。
 流鏑馬(やぶさめ)を生で観た事がなかったので、大変興味があったもの
の一週間も滞在する訳にもいかず諦めましたが、後から調べたところ3年前
から弘前城で流鏑馬の国際大会が行われているのだそうです。
 下乗橋という朱塗りの橋を渡った所で目の前に大きな櫓が見えて来ました。
案内図によると天守閣となっていて、現在は資料館になっているとの事でし
たので登ってみたのですが、階段が狭くて急なので少々苦労しました。
 お城の中で意外な事に気付いたのですが、お城ですから戦いに備えて外壁
は厚く弓や鉄砲が撃てるように細長い隙間が沢山空いています。それが外部
の熱を遮ってくれて、隙間から涼しい風が入って来るのです。
 青森に着いた時には東北の割には暑いな…と思いましたが、これ位壁が厚
く、風の通りを邪魔する建物がないと、エアコンなどなくても充分涼しくな
るのだな…と、感心しました。
 資料によると、弘前城は1603年に初代の藩主津軽為信が計画し、二代目の
信枚が1610年に着工、翌年に完成したそうです。これだけの建物を1年で仕
上げるというのは、現代のビルに比べると随分早く完成するものだ…と驚き
ました。以来、津軽氏の居城として260年間藩政の中心地だったそうです。
 1895年に弘前公園として市民に開放されたそうで、明治の末頃から市民に
よる桜の寄贈が盛んとなり、現在では2600本余りの桜があるそうです。
 JRから届く旅行案内に、弘前の桜まつりが紹介されていたのを見たことが
あります。今回は、残念ながら桜の時期ではありませんでしたが、緑は充分
満喫する事ができました。

 旅行先でお城を見ると、歴史を肌で感じることができていいものだと思う
のですが「お城」というと、以前こんな事がありました。
 5~6年前の事ですが、古くからのお客様がいらした時に、「先日、城を手放
してね
・・・」とおっしゃったのです。
 勿論由緒ある家柄の方で、本物のお城の事なのですが、あまりにあっさり
お話しをされたので、びっくりした…というか、一瞬ポカンとしてしまった
のを思い出します。
 先週お話ししたお庭の件と云い、スケールの違う方が世の中にはいらっし
ゃるものなんだなぁ・・・と感心してしまいます。

弘前城 2**
弘前城 下乗橋

  *   *   *   *   *

8月4日にセミナーを行います。
参加ご希望の方は下記へお問い合わせください。
講義内容につきましては「♯136:セミナーの話」をご覧下さい。

 第19回ファッション造形学セミナー
-服部晋の服作り、パンツへのこだわり-
日時: 2013年8月4日日曜日  13:00~17:00
場所: 日本女子大学 百年館高層棟5階502,503会議室
問い合わせ先:一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
       〒530-0035 大阪市北区同心2-11-5-201
       TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 
        E-mail:shohikagaku@nifty.com
  

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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