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お知らせ

Posted by KINN Tailor on 08.2015 仕事の話   0 comments   0 trackback
 先日、日本テレビの方が取材・撮影にお見えになり、陛下の洋服について
少しお話をさせて頂きました。その模様が下記日程で放映されるそうです。
お時間許せば是非ご覧になって下さい。

◆5月10日(日):日本テレビ 午前6時〜6時15分 (レギュラー放送)
 特集「天皇陛下の洋服」 

◆5月16日(土):BS日テレ 午後7時〜8時54分 (特番)
 「皇室日記20年目スペシャル」
 (出演シーンは、だいたい8時5分過ぎ頃からだそうです)

#59.裁ち始め

Posted by KINN Tailor on 09.2012 仕事の話   4 comments   0 trackback
 あけましておめでとうございます。
 今年が皆様にとってよい年であるようお祈り申し上げます。

 さて、お陰さまで私共の店は今年創業100年を迎えます。開業したのは、
大正2年1月2日だそうです。
 私が父から受け継いだ竹の「一尺差」の裏に、墨で「大正二年一月二日」
と書いてありましたが、さすがに100年使うと墨が落ちてしまって、今では
字の跡も残っていません。
 うちにはこの当時から使われてきた道具がいくつもあり、みな100年を超
えている訳です。ですから、この墨文字のように消えてしまったものなどを
見ると、「古さ」を感じますが、他の物は「古さ」と言うよりは「いい味に
なっている」
というのが正直な感想で、そう考えると100年というのはそう
長い期間ではないような気もしてきます。

 100年前に話を戻しまして・・・
 仕事の方はどうやら順調にスタートしたようです。まず、初日に始めての
お客様がおいでになり、スーツを注文されたそうです。
 高橋さんとおっしゃる学校の先生だったそうで、随分あとまで「僕が君の
店の顧客第一号だよ」と笑ってお話になっていたそうです。
 翌1月3日には宮内庁関係の方がモーニングを注文して下さったそうです。
「礼服のご注文」というのは特別で縁起がいい…ということで、この時から
一年の仕事始めを1月3日に決めたようです。

 毎年父は3日の朝に「裁ち始め」をし、それが終わると家族や知り合いを
連れて食事に行くことにしていました。
 一昨年のブログ『年の暮れ』で「年末は納品が忙しく元日まで仕事という
事が珍しくなかった」と書きましたが、これは戦後の話で、私が子供の頃は
「裁ち始め」の後に皆で食事に行き、優雅なお正月を過ごしていました。

 父は、この大正2年1月3日にモーニングのお仕事を頂けたことがとても嬉
しかったらしく、同じお客様がちょうど30年後にモーニングのご注文をして
下さった時も、1月3日に裁断をしていました。
 私も父と一緒に仕事をしていた時は、3日に「裁ち始め」をしていました。
今でもそうしていますが、「裁ち始め」=その年の最初の仕事ということで、
何か特別に「おめでたい服」のような気がしてきます。

#57.今年を振り返って

Posted by KINN Tailor on 26.2011 仕事の話   3 comments   0 trackback
 今年もあと僅かとなりました。おそらくは日本中の人々が、本年を特別な年と
して記憶される事と思われます。私も同様に悲痛な想いを共有しています。
 今回は、この一年の自分の「仕事」について振り返り、感想を綴ってみたいと
思います。

 比較的大きな出来事として、3つ程思い返してみました。まず一つ目はセミナー
についての話です。
 一昨年から私共(金洋服店)主催で、定期的にセミナーを開催してきましたが、
今年は「弥生会」からお声掛け頂き、「弥生会」のセミナーに"講師"として呼ん
で頂きました。
 4月~6月まで3回のセミナーを行いましたが、参加者が毎回200名を超える程
規模の大きなものでした。
 先方のご要望もあり、アイロンワークプルダウンの方法など実技を交えて行
いましたが、受講者の方々から多くの反応を頂き、有意義な時間を過ごすことが
できました。
 最終回には三笠宮寛仁親王殿下から礼服一式をお借りし、礼装についての講義
を行いましたが、燕尾服をはじめ帽子や靴など、普段なかなか目にする事のでき
ない物もありましたので、皆さん大変熱心に見入られていました。
 今は何事も簡略化する傾向が強く、礼服を着たり・見たりする機会がめっぽう
減ってしまいましたが、礼服を着ることで身が引き締まる…というか一種独特の
気持になり、日常との差別化ができますので、若い方を中心に着る機会が増えて
くれたら良いと思います。

 2つ目に印象的な出来事が、私共のプレタポルテ=『Equality』を始められた
事です。
 このブログとホームページだけの告知・宣伝でしたが、私共が当初考えていた
よりも多くのお客様にお越し頂き、着心地の点で大変高い評価を頂きました。
 来年もまた新しい試みを加えながら、Equalityを成長させていきたいと考えて
います。

 そして3つ目は…(手前味噌ですが)久しぶりに旅行に行ったことです。
 ここ数年旅行もせず仕事ばかりしていましたが、テレビで「出羽の山菜そば」
のことを放送していたのを見て、何となく出羽の事を調べてみたのがきっかけと
なりました。
 すると…今年は卯年なので出羽山が御縁年にあたり、参拝をするのに良い年だ
とという事がわかりました。そこで、娘に頼んですぐに計画を立て、出羽三山を
参拝
しに行くことにしました。
 旅行したのが10月でしたので、紅葉が美しく関東圏にはない山の深さを満喫
できました。そして出羽山に参拝してみると…千年以上にもわたって多くの人に
守られ、敬われている
ということが肌で感じられ、大変感銘を受けました。
 ・・・たまには旅行もしてみるものですね。

 これは番外編ですが、このブログも12月で1周年を迎えることができました。
毎回沢山の方に読んでいたき、大変感謝しております。
 来年もより充実した内容で続けていければ…と思っていますので、お気づきの
点ありましたら何なりとコメントを頂戴したいと思います。

 それでは皆様、良い年をお迎え下さい。

#005.年の暮れ

Posted by KINN Tailor on 29.2010 仕事の話   0 comments   0 trackback
 昔は、新年のために新しい洋服を仕立てる方が沢山いらっしゃいました。
中にはお仕事が大変お忙しく、なかなかお仕立ての打合せにお見えになれな
いない方もいらっしゃって、納品が年末ぎりぎりになってしまうこともよく
ありました。
 時には、作業が大晦日までかかってしまうこともあり、「今年の大晦日は
徹夜必至だ!」ということもよくあったのです。

 そんな時の納品はどうするか…と言いますと、お客様が元日の朝お見えに
なり、私共の店で新しい服に着替えられて、お出掛けになるわけです。
 ですから元旦のお昼近くなってようやく仕事が終わる…ということも経験
しました。父はお昼頃から銭湯へ行き、「さあ、これから新年だ」と言って
笑っていました。
 昔は年末ぎりぎりまで仕事をする様子が、私共に限らずあったようで懐か
しく思います。さすがに最近ではそんなことも少なくなり、比較的ゆっくり
と年末年始を過ごしています。

 今年一年を振り返ってみますと・・・
 多くの方のご助力により私共主催のセミナーを開催することができたこと
がとりわけ大きな進展でした。多くの方々と出会い、沢山のご意見を伺う事
もでき、とても充実した一年だったと思います

 数年前にウェブサイトを立ち上げたのをきっかけに、DVDを作成したり、
セミナーを実施したり…おまけに今月からはブログまでスタートさせること
ができ、服作り以外も充実した時間を過ごせたことががとても励みになって
います。
 これも、健康であることのお陰…と感謝しています。来年はどんな新しい
ことができるのか…とても楽しみです。

 皆様のご健康・ご多倖を心よりお祈り致します。佳い年をお迎え下さい

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プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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