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#136.セミナーの話

Posted by KINN Tailor on 08.2013 セミナーの話   0 comments   0 trackback
 先日、日本繊維製品消費科学会からセミナーのご依頼を頂きました。
 こちらは毎年秋に「ファッション造形学セミナー」を実施されていて、昨
年お受けしたのですが、今回は夏季にも追加のセミナーを実施したいとの事
で、新たなお話として伺いました。

 前回の内容は「ジャケットの製図」についてでしたが、今回はその続きと
云う位置付けで、「パンツの製図とアイロンワーク」を行う事にしました。
 パンツはジャケットに比べると、どうしても取り上げて貰える機会が少な
いようですが、いつもお話ししているように「2本の足が別々に動く」とい
う事や日本人独特の腰周りや足の形…など、要素が色々ありますので、実際
には非常に難しいものです。
 ですから最初は「製図」のみのご依頼でしたが、体型にあわせてクセを取
「アイロンワーク」も併せて講義をする事になりました。
 アイロンワークはとても奥が深く、なかなかすぐに取り入れることができ
ないかも知れないのですが、裁断した布がどういう形になると履きやすくな
るのか
…を、まずは見て頂くのが大事だと思っています。
 また年齢を重ねるとどうしてもお腹周りなど、気になる箇所が出てきます。
ところが足自体はそれ程極端に太くなる事はありませんので、お腹だけポッ
コリしてしまった場合の補正の方法など、できるだけ実践的な内容も加えて
いきたいと思っています。

 私塾の生徒さんの中にも、お腹周りのお直しをしたところ単純にウエスト
だけ大きくすれば良い訳ではなく、出す場所、量、股上の形などなど、意外
と問題が多くて綺麗に直せなくて苦労している・・・というケースが少なく
ありません。
 この他にも、当日参加頂いた方からの質問にもできるだけ答えられれば…
と思っています。
 主催される方に伺ったところ、今回は一般の方も参加可能との事でしたの
で、興味を持たれた方、ご希望の方は下記より申し込み下さい。

  『第19回ファッション造形学セミナー』
  -服部晋の服作り、パンツへのこだわり-

○日時:2013年8月4日日曜日 13:00~17:00
○場所:日本女子大学 百年館高層棟5階502,503会議室
○問い合せ先:一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
       〒530-0035 大阪市北区同心2-11-5-201
       TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 
       E-mail:shohikagaku@nifty.com

#103.セミナーの話

Posted by KINN Tailor on 19.2012 セミナーの話   1 comments   0 trackback
 先週の日曜日に、ある協会からの依頼でセミナーの講師をしました。

 今回は先方からのご要望で、「受講者が製図をする」という内容でした。
ここ数年、年に数回セミナーを実施していますが、時間や場所の問題があり、
受講者が実際に製図をするという機会はありませんでした。
 最近は製図を習う際に、実寸ではなく1/4サイズで描くことが多いという
話を聞きますが、私はこれには大いに疑問を持っています。
 小さいサイズの画は比較的描きやすくバランスも取りやすいですし、何と
言っても早く描けるので、教える側からすると楽なのかもしれません。
 ただ、あくまでも縮小サイズで実寸ではない訳です。実際に服を作る時は
実寸で型紙を作らなくてはなりませんが、その際に私のようにフリーハンド
で描く部分が多い場合や全体のバランスを取る(ここが一番大切です)事が、
大変難しくなってしまうのです。
 今は実際に製図をする事自体が少ないので仕方ないのでしょうが、やはり
実寸で描いた物のイメージが頭に入っているのとそうでないのとでは、大き
な違いがあると思うのです。
 私が以前指導に行っていた工場に、こんな提案をした事があります。工場
の壁に実寸の型紙や仕上がった時の画を貼る…という事です。
 工場では、各人がどうしても部分的な作業を担当する事になりますが、今
自分はどんな物を仕上げるために何をしているのか、出来上がりはどうなる
のか…等をしっかりとイメージしながら仕事をする事が大切だと思ったから
です。
 そんな具合で、今回のセミナーをお受けする際に、「製図をするのであれば
実寸で」
という事を条件にさせて頂きました。
 場所の問題から最初は2~3人が1組になって1枚の製図をする…という事
でしたが、今回はジャケットのみの製図でしたので、横幅がそんなに必要な
く、1人で1枚の製図をする事ができました。
 セミナーは朝9:30から16:30迄とほぼ一日でしたので、前半では着心地
が良く動きやすい服を作るためのポイント
の説明と採寸、後半で製図を行い
ました。
 人数も42名と多めでしたので、最初は全員無事に描き終えるか少々心配し
ましたが、皆さんご経験がおありになったのか無事に描く事ができました。
 製図をお伝えするスピードが早かったので、皆さんとても大変だったと思
いますが、質問も沢山出て、なかなか活気のあるセミナーだったという印象
です。
そして、最後に「楽しかった」というご意見を頂き、この内容でお受けして
良かったと思いました。

 製図をしてみたいけどなかなかチャンスがない…という方は沢山いらっし
ゃるようですので、実際に仕事では使わなくても自己啓発という意味で製図
セミナーも企画してみようかな…なんて思ったりしています。
セミナー

#75.セミナーの話

Posted by KINN Tailor on 30.2012 セミナーの話   0 comments   0 trackback
 先日…4月22日の日曜に、都内でセミナーを開催しました。

 今回は、先日発売した DVD「婦人服を綺麗に作るコツ」と連関して企画
した催しです。
 前半はモデルの方を採寸し、その数字を基にパターンを描く…という趣向
でしたが、ホワイトボードに紙を貼りつけて描いていく方法にしました。
 若い頃に港区の職業訓練所の講師をしていた時は、この方法で製図をしな
がら説明していましたので、自分としてはスイスイ描けると思っていたので
すが、久し振りという事もあり結構大変でした。ただ太いマジックペンで描
きましたので、受講者の皆さんには分かって頂けたのではないかと思います。

 私の採寸は「短寸式」なので、かなり細かく寸法を計りますし、製図法も
少々特殊なのですが、受講者の方から具体的な質問が多く出ましたし、また
終了後に頂くアンケートで、次回受講したいセミナー内容として「パターン
作成」
が多かった事に驚かされました。
 今は CADで製図をするところが殆どで、パターン作成をすることはあまり
ないと聞いていますが、やはり細かい修正等は人間がやらなければならない
でしょうし、学校でも原寸大でパターン作成をする機会は少ないようなので
興味を持って頂けたのかも知れません。

 後半は「イセ込のある袖付とイセ込をしない袖付」の実技を行いました。
 袖付けをした身頃は、同じサイズでダーツを取る位置を変えてデザインの
違う物を用意し、それぞれに袖を付けました。
 これを最後にモデルの方に試着して貰い、ラインの違いを見て頂いて終了
したのですが、実際にモデルがいて実技中心に行ったことが分かり易かった
ようで安堵しました。

 今回協力して頂いたモデルはハーフの方だったので、凹凸がハッキリして
いて比較的ボリュームがありましたが、ラインがとても綺麗に出ていたので、
私の採寸方法や製図の特長を活かす事ができたのでは…と思います。

 セミナーの翌日に受講者の方から「採寸方法が早速仕事で役に立ちました」
というメールを頂き、大変嬉しく思いました。
 セミナーは、受講者の方と直接やり取りが出来るのでとても"やりがい"
ありますし、皆さんから頂くアンケートを読むと、できれば定期的に開催した
いな…という気持ちになります。

 次回は、紳士用でお腹がぽっこり出た方やガニ股の方などの採寸、パターン
作成やアイロンワークを中心にした内容ではどうかな?…等と、思案中です。

#66.セミナーの話

Posted by KINN Tailor on 27.2012 セミナーの話   1 comments   0 trackback
 先週の日曜日(2月19日)に、都内で「フィッティングのセミナー」を
実施しました。
 私共主催のセミナーは2年程前から行っていて、今までにアイロンワーク
パターン作成法プルダウンなど実技中心の内容にしています。
 今回は、受講者の方にモデルになって頂き、仮縫い状態の服でフィッテ
ィングを行い
、その補正について解説しました。
 受講者の中には2年前から欠かさずいらっしゃる方や、遠方からお越しに
なる方など様々いらっしゃいまして、本当にありがたく感謝しております。
 セミナーは一度に色々な方とお会いすることができますし、受講者の方々
の興味や疑問を直に感じ取る事ができ、私にとっても大変貴重な時間です。
"現場マーケティング"とでも申しましょうか・・・セミナーが終わると早速
「次は何をしようか…」と考えてしまいます。

 ちょっと話は変わりますが、私は今「婦人服を綺麗に作るコツ」というDVDを制作
しています。
 セミナー受講者の方もそうですが、私塾の生徒さんの中にも婦人服に携わ
っている方が多く、よく質問を受けていたからです。
 私の場合はオーダーメイドですから、基本的な作り方は紳士物と同じで、
技術的な話をするとどうしてもアイロンワークやプルダウンが欠かせなくな
ります。
 ただ質問される方の殆どが既製服関係の方で、最近はニット素材を使う事
が多いということを聞き、そうであれば、難しい技術を使わずに綺麗に仕上
げられる方法
を紹介しようと思った訳です。
 ご婦人の場合は「胸のはらみ」が必要になりますので、どうしても前後の
バランスが取れず服が綺麗に下がらない…という相談をよく受けます。です
から、まずはそのバランスの取り方から、体型に合わせたダーツの取り方
ダーツの転回イセ込を行わずに動きやすい袖にする方法…などをまとめて
みました。

 発売は3月中旬の予定ですが、今回のセミナーのアンケートにも「婦人服
をやって欲しい」とのご要望が多かったので、次回は春ごろに「婦人服」
ついてのセミナーを行ってみようか…と構想を練っています。

   3月14日発売予定! 予約受付中 ※メールにてお申し込み下さい。

  

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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