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#216.新しい裁断法によるパンツのお知らせ

Posted by KINN Tailor on 02.2015 Equality   0 comments   0 trackback
 #214でご紹介した Equalityの新しいパンツの準備が整いました。

 まずは2月~3月末迄の期間限定として取り扱う事にしました。
 細身のデザインながら、履き心地と動きやすさ、そしてラインの美しさ
追求した新しいパンツを、この機会に是非お試し下さい。

 今回ご用意した生地は、英国のHARRISONSSAVLE CLIFFORDBRO
-ADHED&GRAVES
を中心にした物で、冬~春物(310~450g)になります。
サイズS~XLのゲージ服を用意致しましたのでご試着頂けます(要予約)。

Equality Inside-doubleseam pants  価格¥60,000~¥70,000(税別)
(*プレタポルテになりますので、仮縫いはありません)

ご予約、お問い合わせは下記アドレスまでご連絡下さい↓
kinn_tailor@w6.dion.ne.jp

     *     *     *     *     *

特徴**

サイズ表**


生地1**
生地見本の一部

#214.新しい裁断法のパンツ

Posted by KINN Tailor on 19.2015 Equality   5 comments   0 trackback
 Equality(イクオリティ)のジャケットを始めてから、早くも3年近く経
ちました。ご注文を下さったお客様から「Equalityでパンツはやらないの?」
とよく聞かれます。
 本当はやってみたいと思っていたのですが、私共で作っているオーダーの
パンツは、お客様の型紙を作るのは勿論、生地に"くせ取り"をして形と動き
易さ
を両立させたのが特徴です。そうなるとこの工程を省く訳にはいかず、
どうしても価格の面でEqularityでは厳しくなってしまうので、実現できずに
いました。
 ただご要望が少なくないので、どうにか裁断法を工夫してくせ取りの工程
を少なくできないものか…と考えていました。

 実はかなり前からちょっと変わったパンツの裁断法は考えていたのですが、
縫い目が今迄の物とは違う所に来るので、果たしてどうなのか?…と思って
いたのです。そんな時、スポーツ用品店でかなり変わった作り方をしている
パンツが売られているのを見ました。それは運動量を考慮して普通のパンツ
とは違う所・・かなり目立つ箇所に縫い目がある物でした。
 それを見た時に、ここまで表の目立つ所でなければ、縫い目が多少普通と
は違う箇所
にあっても、意外と抵抗なく受け入れられるかも知れない…と思
ったのです。
 そこで早速自分用に試作してみました。

 裁断の特長は、内股の縫い目を2本にし後身にある縦ダーツを横ダーツ
した事です。これによりくせ取りの工程が従来の物よりも少なくなりました。
またデザインは今風に細身ですが、動き良さと履き心地の良さも持たせる事
ができました。
 試作品を履いて見たところ、塾の生徒さんを始めなかなか評判が良かった
ので今春の企画として、Equalityで取り扱ってみようと思っています。
 準備が整いましたら、改めてこちらのブログで案内をしますので、興味を
持たれた方は是非お試し下さい。
パンツイラスト
新裁断法

パンツ写真**
試作パンツ

#101.生地の話 ぬいぐるみ

Posted by KINN Tailor on 05.2012 Equality   2 comments   0 trackback
 子供は皆”ぬいぐるみ”が好きだと思いますが、私も子供の頃はよく"ぬいぐ
るみ"で遊びました。
 当時父が町内会の役員をしていた関係から色々な方が相談に来る事が多々
ありました。ある日父が玄関で話をしていた時に、傍らに犬のぬいぐるみが
置いてあったので、どうしたのかな?…と思っていたところ、その方はある
施設の役員で、施設に入所している人達が作ったぬいぐるみを買って欲しい
という相談でした。
 父は幾つかのぬいぐるみを買いましたが、その時に裁ち落としの布を渡し
て「これで犬のぬいぐるみを作って下さい」と、逆にオーダーをしました。
 渡した布は上等な服を作る為の布ですから、それこそしっかりとした上質
の材料で、その方は喜んで帰られました。
 何日かしてお願いした犬ができ上がって来ましたが、やはり生地が良いの
で普通のぬいぐるみとは随分と出来が違っていて、感心したものです。
 そんな訳で、私の家には犬のぬいぐるみが沢山あって、兄弟でぬいぐるみ
の運動会や野球(ペンの軸をバットにしてビー玉をボールにして)をしたり
して遊びました。
  犬のぬいぐるみ**
 服を仕立てると必ず残布が出ます。ある程度の量はお直し用に残しますが、
更に残った場合などはちょっと捨てるのが勿体ない感じがします。
 私の妹などは、小さい頃の犬のぬいぐるみの影響があったせいか、残布で
”あひる”のぬいぐるみを作ったりしていました。これが結構評判が良く、娘の
幼稚園で人気が出てしまい、先生にもプレゼントしたりしました。
  アヒル**
 娘もぬいぐるみが大好きで、先日ツィードの生地が余った時にぬいぐるみ
を作ってみようという事になりました。 このツィードはもう生産が中止さ
れてしまったので、大変貴重な生地なのです。
 結局クマを作ることになり、私が型紙を作りましたが、結構パーツが多く、
1つ1つ手縫いで作ったので大層手間のかかったクマになりました。
 生地に味があるので、でき上がったクマもなかなか立派な物になりました。
そこで「Tweed Mania」というシリーズにして、いつか販売してみようか?
…と考えているところです。
 この件にはオマケがあって…ツィードで作る前に試作品と称して余ってい
フリースで作ってみたのですが、これが何ともいえず可愛くできたので、
調子に乗ってこちらもデザインや色を変えて作ってしまいました。
 ただ娘は幼稚園の先生にプレゼントした筈のアヒルの人形を、何を思った
のか卒園の時に持って帰って来てしまったので、このクマ達も本当に売りに
出す日が来るのか?…少々怪しい感じです。
クマたち**
左:「フリースベア」
右:「ツイードベア」

#38.Equality:その弐

Posted by KINN Tailor on 15.2011 Equality   0 comments   0 trackback
 今年3月に新しく始めたプレタポルテ「Equality」は、お陰さまで多くの
方々に好評価を頂き、順調にご注文を頂戴している状況です。

 お客様からよく「Equalityでスーツはやらないのですか?」とか「パンツ
はないのですか?」というご質問を頂きます。
 もともと「Equality」のコンセプトの一つに、最近の傾向で普段着る服や
会社に着ていく服がどんどんカジュアルになっていることや、スーツを着る
人がめっきり減ってきたことを踏まえ、"カジュアルなパンツの上にお洒落な
ジャケットを着て頂きたい"
…ということがありました。
 ですから次に始めるプレタは、ジャケット専門に…ということを基に企画
がスタートした訳です。

 企画中に「パンツもやるか?」という話も出ましたが、実はパンツはとて
も難しい問題があるのです。
 ジャケットとパンツを比較しますと、何となくスーツのメインはジャケッ
トで、パンツは付いてくるもの…という印象があるのではないでしょうか。
 勿論ジャケットは、作る工程もパンツより多いですし、見た目の問題から
も、どうしてもメイン・主役ということになると思います。
 ところが、実際に履き心地が良く、見た目も良いパンツを作るのはとても
大変なのです。
 ジャケットに比べてパンツの難しいところは、まず、足が左右に分かれて
いて
(当たり前ですが)別々に動く…ということです。そして、立ったり、
歩いたり、座ったりしゃがんだりします。更に、お尻や脚の形に合わせて、
パンツが綺麗に落ちるよう"くせ"を取らなくてはなりません。
 ジャケットはサイズが合えば、それで一応の形は出ますし、動くのは両腕
が主で、しかも間に身頃を挟んでいる…ということで、動く箇所同士が繋が
っているパンツ
とは大きく違うところなのです。
 またジャケットでは、今まで手縫い中心だった箇所を要所以外ミシン
縫いにすることでかなり工程を省くことも出来たのですが、パンツの場合、
手縫いの工程を省くと、フィット感やライン等、私共の良さが損なわれて
しまい兼ねないので難しい…という結論に至りました。
 ですから当面、何か画期的な方法が見つかるまでEqualityでのパンツは控
えるつもりです。

 最近、ジャケットをEquality、パンツをオーダーにしてスーツを注文され
たお客様がいらっしゃいました。・・・これも一つの新しいスタイルになる
かな?とも思っています。
 秋からはカシミヤを使ったコートを始める予定です。準備が整いましたら、
ホームページでご紹介しますので、今後とも宜しくお願い致します。

#006.新年のご挨拶

Posted by KINN Tailor on 02.2011 Equality   1 comments   0 trackback
 あけましておめでとうございます。
 新しい年=2011年を、皆様どのようにお迎えでしょうか?

 私は前回お話ししたように、年末ぎりぎりまで仕事をしているため、年賀
状は大晦日になってから、もしくは元日になってから書き始めることも多々
ありました。今年は…と云いますと、何とか年賀状を書き終え、このブログ
の原稿を書き始めたところで新年を迎えました


 今日は新年にふさわしく「新しい試み」のお話をします。
 私には娘がいて、数年前から一緒に仕事をしています。
 今思えば、小さい頃、私の父が仕事をしている横に座ってずっと眺めてい
たり、私が仮縫いをしている横にいて針に躾糸を通す手伝いをしていました。
その内に、ちょこちょこ自分で何か作ったりしていましたが、まさか一緒に
仕事をすることになるとは思ってもみませんでした。
人生とはつくづく不思議なものです。

「洋服屋の仕事をしたい」…と言っても、そもそも全く違う業界におりまし
たし、私共の場合は営業接客担当は必要ありませんので、まず技術の習得
から始めなければなりません。
 私は“キャリア10年”をひとつの目安としてきましたが、娘の場合は“好き
こそものの…“という例えが当てはまるのか、10年を前にして"ある程度の形"
になってきました。
 また以前の仕事の経験からか、マネージメントをしたり新しいことを企画
するのは比較的得手なようです。

 そんな娘が2~3年前から「うちでしかできないプレタポルテ」の構想を始
めました。内容を聞いて、なる程なかなか面白いかも知れないなと思うに至り、
今風に云えば…“コラボレート”してみるか!…という気になりました。
 先日一緒に生地を選びましたが、"三つ子の魂"というか先代からのDNAな
のか?…なかなかの眼力を発揮し、いづれにせよ先が楽しみになりました。

 ブランド名は「Equality(イクオリティ)」と云い、「平等」という意味
だそうです。
「この洋服を買って下さるお客様や作り手を初めとする関係者、そして、この
仕事に携わる全ての方が平等に幸せになりますように…
」との想いから決めた
のだそうです。
 私共は祖父の代から職人で、経営者というよりは職人の血が濃く、遺伝的に
こんな発想になったのかな?と思ったりもします。

 このブランドにつきましては、近々ホームページ上でご案内致します。
 どうぞご一読下さい。

          

 そして、今年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り致します。


  

プロフィール

KINN Tailor

Author:KINN Tailor
服部晋(はっとり すすむ)
金洋服店 2代目店主
10代半ばから父・金生に師事し、洋服作りを修業。
伝統的な裁断・縫製技術を磨きながら日々研究を重ね「斜面裁断」や「プルダウン」など独自の技法を開発。
近年では後進指導のための私塾やセミナーなどを開催する一方で、技術継承のためにDVD制作にも積極的に取り組んでいる。

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